自前の「Grafana+Prometheus」から「New Relic」に変更した
1. 背景
可観測性を高めようと、自宅サーバをPrometheus+Grafanaで構成して以下のような状態を管理していました。
- サーバのCPU,メモリ
- コンテナの使用状況
- ビデオカードの使用状況
- SwitchBotで取得した温度と湿度
自前のサーバで動かしていたのですが、サーバを再起動するとPrometheusやGrafanaの起動確認したり、SwitchBotのエクスポーターの起動確認が必要で手間に感じていました。
そこで、監視システムをより運用しやすいSaaS型のソリューションに移行することを決めました。そのためのツールとして、サーバーレスアーキテクチャとNew Relicを選択し、監視しやすい環境構築を図ることにしました。
2. この記事で書くこと
以下を「Grafana+Prometheus」から「New Relic」にしての所感を書いてます。
- サーバのCPU,メモリ
- コンテナの使用状況
- ビデオカードの使用状況
3. New Relicとは?
New Relic は、クラウド上で提供される SaaS 型のフルスタック・オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム です。 APM(アプリケーション性能監視)に始まり、インフラ監視、ログ、分散トレーシング、リアルユーザーモニタリング(RUM)、ブラウザ/モバイル計測、合成監視までワンストップで扱えるのが特徴です。すべてのデータは時系列データベース NRDB に集約され、共通のクエリ言語 NRQL やダッシュボード機能で横串分析できます。
同様のサービスとしては、DataDogやMackrelが思いつきます。
New Relicは無料で使える枠が大きいので、New Relicを採用しました。
4. サーバからNew Relicにデータを送るには
サーバからNew Relicにデータを送るには、Agentをインストールします。
インストールは「Integrations & Agents」からAPIキーを発行して、出力されるコマンドをコピペすればOKです。
そうすると、以下のようなグラフが表示されます。
ビデオカードも同様です。このような感じで表示されます。