codexが使えるようになったので、vibe codingを試した
目次
1. はじめに
2025年6月に、OpenAIのCoding AgentがChatGPT Plusユーザにも解放されました。
従来の Copilot が「ペアプロの相棒」だったのに対し、Coding Agent は「対話型ビルドシステム」に近く、プロジェクトの骨格からテスト、CI/CDの雛形まで一気に生成してくれるのが特徴です。
機能を試すつもりが気付けば時間が溶けていました。─勢いで radiko タイムシフト録音アプリ を作り切ったので、その開発ログをまとめます。
2. 作ったアプリ
radikoのタイムシフトを録音するアプリを作りました。
golangで作り、lambdaで動かすようにしています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 目的 | radiko の「タイムフリー」番組を指定日時に自動録音し、S3 に保存 |
| 言語 | Go 1.24 |
| 実行環境 | AWS Lambda(x86_64, 512 MB, 15 min) |
| トリガ | EventBridge で番組終了十分後に起動 |
| ストレージ | S3 Standard |
| 変換 | ffmpeg を Lambda Layer に同梱→ m4a へ |
3. ユースケース
アトロク2を録音しておき、翌朝にオフライン再生
地方局の限定番組をまとめ聴きして、不要分は 30 日後に Lifecycle で削除
4. システム構成

保存コストは 60 分番組で約 55 MiB → Intelligent-Tiering 移行後 30 日保管しても 1 円台/月。Lambda 実行も 40 円/月 程度に収まる見込みです。
5. 開発フローと Coding Agent の使い分け
| フェーズ | 使った AI | メリット |
|---|---|---|
雛形作成 main.go, go.mod | Copilot | コード補完が軽快、手癖レベルの自動化に最適 |
| IaC (SAM) | Codex | sam build 、sam deploy でビルドとデプロイ |
| CI/CD | Codex | GitHub Actions の YAML スニペット生成が高速 |
6. 所感
| 良かった点 | 気になった点 |
|---|---|
* 失敗ケースを例外ごとに網羅的に書いてくれる(context.Canceled など) | 同じファイルに 1,500 行超の文脈を渡すとやや遅い |
* go test -run TestFoo -v を裏で実行し結果まで返す → リトライ削減 | 173 KB 以上の diff を貼ると「コンテキスト超過」で落ちる |
| * 質問ベースで ログ出力・メトリクス まで整備 | 「AWS の無料枠内?」などコスト系質問は若干回答が古いことがある |
7. 得られた知見とベストプラクティス
Go Lambda のコールドスタートは net/http をインポートしても 400 ms 程度。録音系では十分許容範囲。
ffmpeg を Upx 圧縮すると 26 MB → 9 MB に。デプロイ容量削減かつダウンロード時間も短縮。
radiko API は仕様変更が多いので、playerUrl は毎回フェッチ+正規表現で動的抽出。
