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RDSのバージョンを上げてからのコスト遷移

タグ: 🏷 aws ,RDS ,postgresql ,cost

1. 背景

RDSのPostgreSQL 12.19を使用していました。

1.1. コスト上昇の理由

AWSでは、EOSLを迎えたRDSエンジンに対して追加料金が発生します:

  • Extended Support料金: インスタンス時間あたりの追加料金
  • 料金体系: 通常のRDS料金に加えて、時間あたりの追加コストが発生

この結果、3月からRDSのコストが大幅に上昇しました。

PostgreSQLのバージョンを新しいサポート対象バージョンにアップグレードすることで、Extended Support料金を回避し、コストを削減しました。

もちろん、もっと早くからやっていればいいのですが、なかなか手が回らず。。。

2. 対応したバージョンアップ

2.1. アップグレード対象バージョン

  • アップグレード前: PostgreSQL 12.19(EOSL)
  • アップグレード後: PostgreSQL 15.4(サポート対象)

2.2. バージョン選択の理由

PostgreSQL 15を選択した理由:

  • 安定性が確認されている
  • 長期サポートが期待できる
  • 12系からの移行が比較的スムーズ

3. コスト遷移

グラフの水色部分がRDSです。

3.1. コスト変化の詳細

  • 2月まで: 通常のRDS料金
  • 3月1日〜: Extended Support料金により大幅増加
  • 3月8日頃: 検証環境バージョンアップ(コスト削減効果確認)
  • 3月20日頃: 本番環境バージョンアップ(コスト正常化)

3月1日にコストが跳ね上がっているのがわかります。

バージョンアップ後、RDSのコストは2月までと同程度に戻っています。