はじめに
「WordPressを使ってウェブサイトを構築したいんだけど、、、」というお問い合わせというか相談をいただくことが多いです。
WordPressでマネタイズしたい、WordPressで簡単な商品紹介をしたいという方が多い印象です。
そんな問い合わせをうけた場合にどんな回答をするかを書きます。
先に結論
3年ほどWordPressを使用しブログを運用していた自分の経験をふまえて、以下を回答します。
ブログだけなら
ブログだけなら、ブログサービスを使用する。
オススメは「はてなブログ」。
ブログだけじゃない
Hugoなどを使用したSSGを使用する。
WordPressは最後の手段
WordPressの採用は最後の手段にしたほうがいい。
WordPressのデメリット
WordPressをオススメしないのは以下の理由です。
理由1:頻繁なアップデート
WordPressはシェアが多いこともあり攻撃対象になりやすく、セキュリティ的な穴を見つかるとそれに応じたアップデートがリリースされます。
アップデートがリリースされることそのものは良いことなのですが、そのアップデート作業がとても面倒です。WordPress本体だけでなく、使用しているプラグインやテーマを含めてアップデートに追随する必要があります。タイミングによっては2日に1回程度の頻度でアップデートが必要となり、疲弊します。
私がWordPressをやめた大きな理由はこれです。記事を書きたいためにWordPressを導入したはずなのに、アップデートするためにWordPressを導入したように感じてしまったのです。
理由2:バージョンによる不具合管理
上のアップデートとも関連しますが、アップデートでバージョンがあがることにより動作しないことがあります。
たとえば、WordPress本体をアップデートしたら、それまで使用していたプラグインが使用できなくなるということは多いです。
そのため、バージョンアップを確認するための環境などを用意しておき、不具合を管理することが求められます。
理由3:表示が遅くなりがち
WordPressは本体だけでなく、プラグインを使用することが多いです。これらのプラグインなどを影響で表示スピードが遅くなることがあります。
また、WordPressはデータベースを使用しています。そのため、データベースへのアクセス部分がボトルネックになり表示スピードが下がります。
表示スピードが下がるということは、googleの評価も下がるということと同義なので、大きなデメリットになります。
ブログだけならはてなブログ
ブログだけ書きたいということであれば、ブログサービスの利用をオススメします。
というのも、上であげたアップデートなどを気にしなくてもいいですし、表示スピードもある程度担保されるためです。
ブログサービスは数多くありますが、メンテナンス性や記事の移行などを考慮すると「はてなブログ」をオススメします。
ブログ以外もやりたいならSSG
会社紹介や商品紹介など、ブログ以外もやりたいならSSGをオススメします。
SSGは静的サイトジェネレーターの略で、記事の更新時にHTMLファイルを生成する方式です。静的ファイルを用意しておくので、バージョンアップを気にしなくてもいいですし、表示スピードも速いです。
SSGツールとしては静的ファイルの作成が速いgolang製のhugoをオススメします。