1. 背景

AWSの使用料が増えてきました。

以下のように

2024年1月は600ドル弱だった利用料が、2024年4月に800ドルにまで上昇しています。約200ドルも上昇しています。

円安が進行してます。1ドルが160円で計算すると、約3万2千円を追加で支払っていることになります。

2. コスト上昇の直接的な原因

コスト上昇の直接的な原因はAWS Configのサービス利用料が増えていることです。

2024年1月は8.08ドルだったのが、2024年4月は143.54ドルになっています。

CofigがRDSの次に使用しているサービスにになっています。

3. configが増えた理由

アプリがECSで動かしています。アプリのコンテナーがUp、Downを繰り返し、NICの割当と解放を繰り返したことが原因です。

IPアドレスを割り当てたりするので、構成変更と捉えられてcofnigに記録したと推測しています。

アプリがUp、Downを繰り返したのは以下の2つの理由がありました。

  • アプリケーションの変更
  • RDSを夜間に落とす運用への変更

アプリケーションが起動する際、データベースへの接続を確認しデータベースへの接続を確立できなければ例外で落ちるようになりました。この変更をキャッチアップできていませんでした。

そして、まだサービスを開始していないことから、2月頃に使用料金を抑えるためにデータベースを夜間に落として、朝起動するという運用に変更しました。もう少し言うと、ここではアプリは落とさないでRDSだけを落とすようにしていました。

ということで、夜間にRDSを落とす運用に変更したことで、この時間帯にアプリケーションのUp、Downが繰り返されConfigに記録されて、使用料が増加したのです。

高い授業料です。。。涙。

4. 対策

RDSの夜間停止運用を止めました。(2024年5月1日に実施)

5月中旬に移行を計画しており、移行の準備作業もあるので細かい削減をするよりconfigの使用料を抑えようと考えました。

5. 対策した結果

以下のように5月2日はそれまであったConfigの使用料が大きく減りました。

しばらく様子をみてみようと思います。